11月下旬の日差しに恵まれた日。
例年は、一泊で「農山村教育民泊」を体験して頂いている京都市内の中学生たちが今年は日帰りで農業体験にこられました。
学校で今年はイベントや体験学習ができない中、「日帰りでも良いので農作業体験ができませんか?」とのご依頼があり、森の京都地域の営農組合や農場、地域振興会等にご相談させていただくと、「泊るのは難しいが、日帰りで屋外で密を避け、新型コロナ感染のリスクを最大限排除する中でなら、子ども達のために何ができるか考えてみよう。」と大変協力的なご意見を頂くことができました。
当協議会としても、保健所や行政への相談、学校との入念な打合せ、また新型コロナウイルス感染症対応のガイドライン、チェックリスト、当日体調が悪くなった生徒用に健康観察確認票等を準備し、何重にも対策を練り受入準備を致しました。
そして迎えた当日は、11月下旬とは思えないほどあたたかな日となり
生徒達ものびのびと体験を楽しんでくれていた様子でした。
初めは、慣れぬ作業に戸惑い気味だった生徒達も、地元の方から効率の良い作業方法などを丁寧に指導してもらう中、めきめきと作業スピードもあがり、「手伝ってもらえて助かった。」などの声掛けに自信をつけていく表情がとても印象的でした。
生徒全員が元気な姿でバス乗って帰りを見送るまではスタッフ一同非常に緊張しておりましたが、「こんな時だからこそ、何かできる事」を考え実行できたことは地元の受入団体としても当協議会としても大変貴重な事業になったと思います。
まだしばらくは従来通りの農山村教育民泊の受入は難しい時期が続きますが、子ども達のために、また地元で子ども達の明るい笑顔を待つ人たちのためにこう言った日帰り体験メニューを充実させていきたいと考えます。
よろしければ、「こんな事ができないか?」といったお問合せを頂きましたら相談しながら素敵な体験をご用意できればと思います。